第13話 |
『カールスの遺したもの』
グリアン軍との戦闘で傷ついたアゲートは、リナのいる修道院の近くの小屋に匿われていた。その間、クロムは村のために働きながら、自分に「記憶」」を与えてくれたカールスとの出会いを思い返す。
リナもまた、傷が癒えず眠り続けるアゲートの看病をしながら、自分が修道女になるきっかけとなった幼馴染カールスとの思い出を振り返る。そして、幼いカールスの身におきた、ある事件を思い出すのだった……。 |
第14話 |
『明日への風』
教団の大僧正ロベルトは、ルドウィヒに命じたある大儀の結果について探りを入れようと、彼のいる教会を極秘に訪れていた。そこに、クロムと別行動中のクロム団が、偶然手に入れた教団の書物を届けに現れる。
クラスターE.A.では、生徒たちの中からも人造兵の排斥を唱える声が上がり始めていた。その様子を見ながら、ベリルは生徒会長の立場として成すべき事、そして自分の進むべき道を改めて己自身に問いかける。 |
第15話 |
『エマへの手紙』
グリアン軍に売り渡されてしまったアゲートは、ベスビアの狂気を秘めた激しい尋問を受けていた。肉体は傷つきながらも心は純粋なままのアゲートに、ベスビアは憎悪を募らせていく。
一方、アゲートの作業小屋で、エマは一人、学園を去ってしまったアゲートの出生の秘密について考えを巡らせていた。そして、ふとしたきっかけで、カールスが遺したエマ宛の手紙を発見することになる。 |
第16話 |
『クロムとアゲート』
ベスビアによって連行されたアゲートを救出する為、軍施設に単身忍び込んだクロム。無事脱出はしたものの、二人に行く当てはない。ならばとアゲートはクロムを誘い歩き出す。
二人が向かった場所、それはカールスの実家だった。
しかし屋敷に人気はなく、いずれ売り渡される予定もあるという。
そこに、養老院に入れられたはずのカールスの祖母が現れ、2人の「孫」の訪問を喜び、優しく迎えるのだった。 |
第17話 |
『怯えた瞳』
ベスビアの追っ手から逃れたアゲートとクロムは、以前ボートレースをした工業区に辿り着く。アゲートを知る街の労働者たちから温かい歓迎を受けた2人は、街の生活に溶け込み、穏やかなひとときを過ごす。
だがグリアン軍の進軍を契機に、叛乱分子・ロードによって、街は火に包まれてしまう。
その頃、クラスターE.A.では、修理を終えたアゲート機のテスト飛行をしようとしていたフォンが、学園を監視していた軍人たちから取調べを受けてしまう。 |
第18話 |
『翼のもとに』
グリアン軍によって監視が続くクラスターE.A.は、その不穏な空気から、生徒たちの間にも動揺が広がっていた。
そんな学園にアゲートとクロムが姿を現す。久しぶりの再会を喜ぶフォン。
だが学園には、退学処分を受けたアゲートと人造兵であるクロムの居場所はない。ベリルは行き場のない二人を保護するため、エマと共に学園長に掛け合うが……。 |
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