第19話 |
『大空への絆』
クロムの手がかりを探して移動中のクロム団は、反乱軍の戦闘現場に遭遇しロードと対峙する。自由を語るクロム団に、人造兵らしからぬ言動だと気に入らないロードは、配下の人造兵に攻撃命令を下し、クロム団は望まぬ戦闘に巻き込まれてしまう。
一方クラスターE.A.では、転入生として慣れない学園生活を過ごしていたクロムの耳に、生徒たちから叫ばれる人造兵排斥の声が、否が応にも飛び込んでくる。
そんな環境で内心の怒りを抑えきれないクロムは、あまりに暢気に見えるアゲートと喧嘩をしてしまう。 |
第20話 |
『さまよえる人造兵』
昼間の移動はリスクが大きいと身を潜める場所を捜していたクロム団は、かつて人造兵に助けられたという老人に出会う。老人は匿ってやろうと彼らを家に招きいれ、親切にしてくれるが、人造兵を疎ましく思う村人たちに知られてしまい、クロム団は村を去ることを余儀なくされる。
その頃、飛行機レースに向け機体の整備に必要な部品を調達するために街へ出かけていたフォンは、学園に戻る途中、運悪くロードの破壊工作に巻き込まれてしまう……。 |
第21話 |
『決意の時』
仇敵であるグリアンの軍人、ベスビアのもとに、反政府組織のリーダー、ロードが突然来訪してきた。警戒するベスビアに、ロードは何故かアゲートの居場所を教える。
クラスターE.A.では、飛行機レースの開催が目前に迫っていた。
アゲート機の整備は済んだが、軍のお尋ね者であるアゲートは参加できる状況にない為、自分に代わるパイロットにフォンを指名する。
自信がないと戸惑うフォンだったが、皆の励ましを受け出場することを決意する。 |
第22話 |
『悲しき怒り』
ベスビアが指揮するグリアンの部隊はクラスターE.A.に向け砲撃をはじめた。
その上で学園が隠匿しているアゲートをさしださねば、更なる砲撃で学園を破壊すると脅しをかけてきた。エマは必死に抗議するが、ベスビアは聞く耳を待たない。
学園の中では、逃げ遅れた生徒の救出にあたっていたクロムの目の前で、瓦礫が崩れおち生徒が下敷きになってしまう。
クロムは、ベリルと交わした人造兵の力を使わない約束を思い出すのだが……。 |
第23話 |
『遺言』
グリアン軍の砲撃とアゲートの力の発動で、半壊してしまったクラスターE.A.。避難した生徒たちの中にベリルとフォンがいないことに気づき、2人を探そうとするエマだったが、軍によるアゲートの捜索が終わるまで生徒らを拘束すると言うベスビアによって阻まれてしまう。
その頃、ベリルとフォンは、閉じ込められた作業小屋の地下室で発見したカールスがエマに遺した手紙を読んでしまう。そこには、アゲートの驚くべき秘密が綴られていた。 |
第24話 |
『破滅への序曲』
己の心の闇を認めたベリルは、反政府組織のリーダーであるロードと行動を共にしていた。そのベリルを介しジャスパー一族の協力を取りつけることに成功したロードは、教団の大僧正ロベルトから与えられた開封勅許で、封鎖されていた人造兵製造工場の人造兵たちを兵力として投入を謀る。
その頃、クロム団に戻ったクロムが必死に探しているアゲートは、強大な力の発動で記憶が不安定になり、一人見知らぬ街をさ迷っていた。 |
第25話 |
『裁きの火、そして、明日へ』
ルベルス領に駐留するグリアン軍と、反政府組織との戦闘が始まる。ロードが投入した大量の人造兵の進軍に対し、グリアン軍は民族爆弾での対抗を決定する。その様子を街外れの高台から眺めていたロードは、余裕の笑みを浮かべ、傍らのベリルに秘策を明かす。
一方、偶然入手したカールスの手紙によってアゲートの正体を知ったベスビアは、アゲートに憎しみの心を植え付け完全な神を作り上げようとしていたのだが……。 |
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